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愛犬

愛犬太郎の物語

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    食育の大切さ

    



      雪国生まれ雪国育ちの私は、幼いときから、色々な動物を飼いました。
      犬や、猫はもちろんのこと、ウサギや、アヒル、ガチョウ、ニワトリ、ハト、ヤギまでも育てました。
      



      広い庭の中で、自由に庭中走り回る犬と、のんびり散歩していた猫、
      そして、ちょっとした音でもすぐ大騒ぎするガチョウやハト、 毎日にぎやかで、楽しい思い出が
      いっぱいの生活ぶりでした。




         中でも、命の恩人でもある愛犬「太郎」との初めての出会いは、
  今までもはっきり覚えています。   



      愛犬太郎は大型犬の雑種で、親のどちらかが狩猟犬でした。
      狩猟犬の血を引いているせいか、太郎はとにかく俊敏で、とても賢い犬でした。
    



      愛犬太郎がわが家に来たのは、雪がたくさん積もっている冬のことでした。
      まだ生後1ヶ月ぐらいの太郎は、ぬいぐるみたいにモコモコなからだで、お父さんの自転車の前籠に
      乗ってやってきました。



      
      犬が大好きな私と兄貴は大喜びで、二人で太郎を奪い合いながら抱っこしたり、おやつをやったり、
      ボールでじゃれさしたりして遊びました。




      みんなの気持ちがわかったのか、太郎もすぐになついてくれて、
      短いしっぽを振りながら、部屋中をヨチヨチ走ったり、転んだり、大はしゃぎの初日でした。




      私にとっては子犬の時から育てるのは初めてだから、
      太郎の世話も私が喜んでやっていく仕事になりました。




      名前は太郎と名づけました。





      お父さんが、「この犬は将来大きくなるので、小さいときから外で飼いましょう。」と言い出しました。




      「いくら外で飼うといっても今は冬だし、春まで部屋の中で飼いましょう。」と、
      私はお父さんに言いましたが、




      「そんなに甘やかしてはだめ。小さいときから慣らさないと、いつまでたっても外に出られなくなるよ。」 
       しかたなく、その晩から愛犬太郎は玄関のすぐそばの犬小屋に出されました。


      そして、その晩は大変でした。




      犬小屋には草とか綿とかでふかふかなベッドを作ってあげましたが、寒いのか寂しいのか、
      太郎は小屋には入らずずっとクーン、クーンと泣きながら玄関のドアをガリガリと足で掻いていました。




      私はたまらず玄関を開けて、太郎を家の中に入れようとしましたが、
      「2、3日経ったら慣れるからほっときなさい。」と、お父さんが言うので、
      かわいそうと思いながらも心を鬼にして、最後まで家の中には入れてあげませんでした。




      そして、太郎も疲れたせいか、その夜は結局泣き止んで、犬小屋で寝ました。

      このような日が1週間ぐらい続きました。

      そうしているうちに太郎は、家に入れてもらうのは諦めたようで、そのあとはもう泣かなくなりました。




      こんな太郎は、見る見るうちに大きくなり、遊び方もだんだん上手になりました。

      鼻でボールをグルグル押したり、フリスビーを追いかけて取れるようになってきました。

      さらにいたずらも盛んになってきました。




      
      散歩以外、太郎には鎖をつけないで庭で自由に遊ばせていました。

      だから、わざわざ自分が怖いと思っているガチョウのところに近づいて驚かせたり、

      餌を探しに降りてきたハトを追いかけたり、お母さんが大事にしていた花を散らかしたりしました。




      
特に、太郎が来る2年前に飼い始めた猫ー花子ちゃんへの
いたずら一番しつこいでした。




      この花子はすごく太郎を怖がって、太郎が近づくと、いつも後ろに下がりながら、
      カ〜〜と威嚇しましたが、太郎は興味津々で、花子を追いかけていきます。
      花子はどうしようもなくなって、いつも庭の木に登ってしまいます。
      


      すると、太郎は木に登れないから、木下で花子が降りてくるのを待っています。
      花子は降りたくても、降りられないから、さらに大きな声でカ〜カ〜と威嚇し続けます。



      それでも太郎は聞こえない振りしてか、木下にちょこんと座って
      しっぽを振りながら、
      頭を右に傾けたり左に傾けたりして、
      花子が降りてくるのをずっと待ちます。



      この二人のやりとりを家の誰かが聞きつけると、またか〜と花子を助けに来てくれます。

      花子は、誰かが木に近づいて来るとようやく安心して木を降り、その人の肩にトンと飛び乗ります。

      そして花子は、雑技団の猿みたいに人の肩の上に乗って、太郎を威嚇しながら家に
      入って行くのがしばしばでした。





      でも、太郎は花子を追いかけるのを諦めたわけではありません。
      今度は、自分の足で閉まっていた玄関の扉を引っ掛けて開けると、部屋の中まで追いかけてきました。




      すると、花子はベッドの上にサッと飛び乗って太郎を待ちます。
      太郎は絶対ベッドに乗ってはいけないと分かっていたので、ベッドの前にちょこんと座ります。
      こうなると今度は一転して花子が優勢になります。




      太郎は、口をアンアンと開けて花子にじゃれようと、花子が伸ばしてきた足をくわえようとしますが、
      花子は、この時ぞとばかりに爪で太郎の鼻の頭をガリッと引っ掻きます。




       これにはたまらず太郎は、
 血だらけの鼻になって外に逃げ出していきます



      そしてまた2、3日経つと、庭では太郎が花子を追いかけ始めます。
      結局太郎は、花子に鼻を引っ掻かれて血だらけになって逃げていきます。
      なんでも覚えのいい太郎でしたが、これだけはおぼえられず、
      毎回同じことを繰り返していました。
      だから、鼻の傷はいつまでたっても直りません。




      さすがに犬と猫は仲が悪いというけど、本当だなとここでは納得しました。
      でも、次の朝、
      犬小屋を覗いてみると、からだを丸めて寝ている太郎のお腹のところに花子が寝ていました。
      これはいったいどういうことでしょう?仲がいいのか悪いのか、わからなくなりました。
      こんな面白い太郎でした。




      さらに、太郎との生活の中で彼のおもしろい表情に気づきました。

      たとえば、何かの理由ですぐに散歩に行けないとき、

      太郎はいつも玄関先に座って、鼻声で泣きながら前足を交互に上げたり下げたりイライラする表情、
      誰も遊んでくれないとき、あくびをしながら涙が出そうな表情、

      悪いことをして怒られたすぐにうつ伏せになって、こちらの表情を見ない振りしながら

      実はこっちを見ている表情(白目がでている)、こんな表情がほんとに面白かった。





      太郎が我が家にやってきて2年くらい経ったころ、次郎という名前の小型犬がやってきました。

      そのときの太郎は立てば1m以上の成犬なので、まるで次郎の親でした。

      親みたいな太郎はいつも次郎の遊び相手になり、いつも仲のいい2人でした。




      このようになんでも許してあげる太郎でしたが、一つだけがすごくこだわっていることがありました。

      それはえさに対するこだわりでした。




      私の幼いころにはドッグフードなんてものはありませんでしたので、

      基本には雑食で主に、ご飯、芋、少し肉つきの骨などで育ててきました。

      太郎がえさを食べるときは、私以外の誰も彼の食器を取ってはいけません。取れば牙をむいて怒ります。
      次郎も例外ではありませんでした。




      次郎が我が家に来たばっかりのとき、次郎が太郎の食器を横取りに行くつもりで一度近くに寄ったが、

      いきなり太郎に噛まれて、血だらけになった経験がありました。




      そのほかにもう一つのこだわりがあります。


      太郎の食器は小さいころには小さい食器で食べさせていましたが、
      からだが大きくなったので食器も大きくしたところ、ぜんぜん食べに行きません。
      仕方ないから元の小さな食器に戻して小さな食器のままで使ってきました。
      また、あの犬は本当に面白いんだよ。
      匂いがあるのか、お皿を持っていっても見向きもしないこともあったり、頑固の奴だなと思いました。
   



こんな生活をしていた太郎と私ですが、
太郎が私にとって命の恩人になるできごとがありました。

      ある秋の日、それは畑に熊が出たとか、
      野菜が荒らされたとかのニュースが大人の間で話されていたころのことです。
      わたしはお母さんのお手伝いで畑のトウモロコシを取りに行こうとしていました。
      もちろん太郎・次郎と一緒です。



 
      畑まではこどもの足で歩いても僅か15分ぐらいのところです。
      もうすぐそこでトウモロコシ畑だというところまできたときです。

     


      まだ小さい子犬の次郎は紐をつけていなかったので、
      さっさとトウモロコシ畑に向かって走っていきました。





      ところが、太郎はそこにしゃがみこみ、毛を逆立て、天を仰いで、「ウゥ〜〜〜〜〜」とうなるばかりです。

      「さぁ太郎、おいで。」そう言っても太郎はそこを動かずびくともしません。

      いくらひっぱっても動じないのです。

      「じゃぁいいよ、そこで待ってなさい。」

      そう言って私が畑に向かって歩いて行こうとすると、今度は私の服を噛んで行かせようとしません。

      「なんなの この犬は!畑はすぐそこよ。」思わず馬鹿犬か!と思ってしまいました。




      そうこうしているうちに、次郎がしっぽを股に挟んで毛を逆立てて走り戻ってきました。

      「え!? なに? 何があったの?」

      トウモロコシ畑を見ると、黒い大きな影がなにやらゴソゴソと動いています。

      私は、一瞬ゾクッとして凍りつきました。

      「あ! 熊だ!」




      それからは、私は夢中で家を目指して走りました。





      その晩、お父さんにこの話をして、お父さんが翌日畑を見に行きました。

      畑は案の定荒らされて、お父さんの話では、やはり私が見た黒い陰は熊だということです。

      もし、あの時、太郎が私を止めなかったらたぶん私は今ここにはいなかったでしょう。

      命の恩人、太郎。ありがとう。




      その太郎も、13歳まで生きました。亡くなったときは、
      私は仕事をしていたのでそばには居て上げられませんでした。
      でも、愛犬太郎との生活、太郎の表情、太郎の思いでは今でも忘れたことがありません。



      愛犬太郎は私にとっては心の支えだったのかもしれません。
      そのときも、いままでも、そしてこれからも・・・・・





                                                                                         








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